COMPANY

INTERVIEW社長インタビュー

2018.07.28

夢は叶う、夢を叶える人を応援する集団にスポーツや、エンタテインメントで、人々に喜びや感動を

PROFILE
早稲田大学社会科学部卒、1993年フジテレビ入社、番組や舞台・イベントの企画制作、宣伝PR、番組営業を主に担当。
2014年フジテレビを退社、2016年にFTエンタテインメントを創業。鹿児島県出身、熊本育ち。
―番組企画制作、スポーツマネジメント、イベント企画運営が会社の3本柱。今現在の売上構成は
会社は今年6月で2期目が終了した。売上で一番大きな数字を占めるのが、番組企画制作で全体の8割に達し、スポーツマネジメント、イベント企画運営がそれぞれ1割という状況だ。売上高は5億2千万円。手ごたえは悪くない。しかし、まだまだやりたいことはたくさんあって、いかに、しっかりとスポーツ選手をサポートしていくか、充実したスポーツ・エンタメのソフト、コンテンツを開拓するか、いかにスポンサーのニーズを掘り起こして番組をつくっていくか。それを真摯に追求していきたい。
―柳沢美冴、ミナミ レボノウィッチ、小祝さくらの3人のプロ選手を抱え、スポーツマネジメントの分野は今後一段の成長が期待できるのでは
確かに2020年の五輪に向けて特に女子ゴルフは注目されている競技である。スポンサーも大会も増えている。ただ、仕事の根本はプロ選手が夢を叶えるサポートをしてあげたいということだ。それが、我々の夢であって、プロ選手の活躍が人々に喜びや感動を与え、応援するスポンサーも喜び、皆がウィンウィンになるビジネスとなっている。
―スポーツマネジメントの世界を具体的に説明すれば
スポーツ選手の周りに派生するビジネスというのがある。ただ単に選手をサポートして、セールスして、スポンサーをつけてということではなくて、その選手がきっかけとなって、自分たちがコンテンツをつくって、発信していく。選手の肖像権に加えて、その選手を軸に番組やイベントなどを企画して、その企画の権利といったものをうまく作っていく。そうして、周辺のソフト・ビジネスを固めていきたい。そうした選手に関わるさまざまなビジネスをもっと活性化していければと思っている。スポーツやエンタテインメントを軸に、人と人の出会いを通じて、実はこんなことをやりたいという結合がドンドン広がっていったのがこの2年間だった。今後は信頼できる仲間と一緒に、自分が納得できる仕事を丁寧に作って発信するというレベル感を大事にしたいですね。そしてもっともっとこの輪が広がって、業界全体が活性化できたらいいなと考えています。
―スポーツ界で言えばジュニアゴルファー発掘、ゴルフ振興など御社の事業分野のそれぞれの業界における大きなテーマ、課題を追うことが会社発展につながっている側面があるのでは
ゴルフの振興ということでは、純粋な競技としてのスポーツだけでなく、競技を観ることで面白いし、自分がプレーをする、doing sports の意味でも面白いということを、初めてゴルフに触れる人に知ってもらうことがまず大事ではないかと。

フジテレビに入社した1990年代前半、社会人としてゴルフをやるのは当たり前とされ、先輩からゴルフクラブをもらって、『さあ、明日行くぞ』というような時代の雰囲気でしたが、今それをやったらパワハラと言われかねないですし、時代は変わりました。私も一時期、ゴルフをあまりやらない時期がありましたが、ここ5、6年改めてゴルフに向き合ってみて、ゴルフは奥が深いと思うようになりました。年齢を重ねたからこそ分かる面白味を感じるようになりました。クラブを選択するのは自分だし、止まっているボールを打つのですから、何の言い訳もできない。自分の持っている技術だけでなく、戦略、マネジメント、相手もいるし、そうした様々な要素が絡む自己責任というか、己との戦い、自己管理のスポーツだ。プレーの結果はすべて自分に返ってくる。会社運営とも似ているし、人生の写し絵とも言える。そしてゴルフはまた、多くの人と触れ合えるスポーツである。初対面の方と楽しくプレー出来るし、1日5~6時間も一緒に過ごすので、すぐに仲良くなれる。しかもハンデや工夫をすれば、世代を超えて3世代とかが一緒にやれるスポーツだ。

いまゴルフ業界が右肩下がりで元気がないとされるが、もっと面白さを伝えていきたいと思っている。今年で3年目を迎える「古閑美保のゴルフチャレンジアスリート」が看板番組ですし、2年前に始めた違うジャンルの五輪選手や世界を舞台に活躍したレジェンドアスリートとジュニアゴルファーとの交流を描く『ゴルフの翼』という番組では、若手ゴルファーらが世界と向き合う上で大きな刺激を得ていると感じる。第一回目ゲストはスキージャンプの葛西紀明選手だった。葛西さんと一緒にゴルフする中で『オリンピックでは最初すごく緊張した。それを克服する上で食事や体調管理などをこうやったんだ』という話をしていただいた。そうしたヒントは子供たちに大きな刺激になる。ゴルフではなく、違う引き出しをつくることになるのではないか。今米国で活躍している畑岡奈紗選手もゲストで出演しましたが、当時高校生で目をキラキラ輝かせていた。こうした番組を発案してよかったと感じています。
―御社の得意分野には舞台やミュージカルもある
舞台もイベントもスポーツも共通点は生、ライブだと思います。その場の空気、音、香りとか、においとかそうしたものを、五感を総合したライブ感を大事にしています。それをお客さんに楽しんでもらえて、空間エンタテインメントと言いますか、それにより我々のビジネスが成り立っているのです。
―FTエンタテインメントという社名の由来は
「fun(面白い) to try(挑戦)」の頭文字のFとTをとっている。失敗を恐れずエンタテインメントの世界で面白いことに挑戦し続けるという意味です。たとえ失敗しても、次に生かしていくということです。
―フジテレビに入社した時にはすでに起業の意思があったのですか
その当時には何かしら自分でやりたいなという気持ちはありました。ただ、入社してからやりたいことが会社の中でできて、面白いことを次々とやらせてもらいました。ネットワークも広がって、充実した20代・30代を過ごしました。モノづくりの基礎、ビジネスの手法・ノウハウ、人脈づくり、大きくを学ばせてもらいました。諸先輩方の背中をみて、数々の経験を積んだ事が、今の私の起業する力になっていると感じています。さまざまな経験をさせてもらったフジテレビにも感謝しています。
―今後のエンタテインメント業界の生き残り競争を分けるものは何だと思いますか
お客さんの信頼を得られる仕事をして喜んでもらえることがまず大事。今、エンタテインメントの分野は表現の方法や媒体などが目まぐるしく変化しています。コンテンツの制作著作をしっかり持った上で柔軟に変化していけるかどうかが生き残りを分けるカギだと思います。
―坂元社長が目指す「コンテンツブランディング集団」というイメージを具体的に描けば
この人に頼んだら安心だよね。こことやると面白いよね。そういう会社だったり人だったり、モノだったりすると思うのですが、僕らはモノづくり、コンテンツを発信する仲間として、そういう集団になりたいということです。この商売は人と人のつながりがとても重要なので、そういう集団を目指していきたいと考えています。

COMPANY PROFILE企業概要

会社概要 FTエンタテインメント株式会社
代表取締役 坂元 寿朗
設立 2016年8月
所在地 東京都品川区東大井5-17-4 高山ビル502
 

大井町サテライト
東京都品川区大井1-23-4 Ovalビル4階
事業内容 1)ゴルフ番組企画制作
2)広告、映像・イベント企画立案、興行、運営
3)スポーツ選手マネジメント
4)旅、紀行、文化、音楽番組企画制作